暁、黄昏、日本晴れ ―― 。その様子を表す言葉も多く存在し、季節・時間・気象によってさまざまな景色を見せてくれるソラ。いつでも持ち歩けるスマホカメラだからこそ撮れる、一期一会の眺めがあるはずです。心打つソラ模様に出会えるタイミングとひとあじ違う1枚を撮るためのコツをお教えします!
まず、ソラを撮影するときに意識したいのが、タイミング。実は、悪天候の前後ほどドラマチックなソラに出会える絶好のチャンスなのです。狙い目は、前線の通過や台風が過ぎ去ったあと。また、季節ごとに見られる特徴的な雲も注目したいポイントです。
澄み渡るように清々しい青空。スッと掛かった絹雲は、春や秋によく見られる雲です。樹々のシルエットが、高く大きく広がるソラを強調してくれます。
もくもく漂うわた雲と、その裏に透ける太陽の光が夏らしい一枚。梅雨明けや昇り立つ入道雲など、夏は思わず撮りたくなるソラがたくさん見つかる季節です。
冷たく澄んだ空気を感じさせる冬の茜空。茜空と灯り始める街のあかりがセンチメンタルな気持ちを誘う、ストーリー性のある景色を切り取りました。
明け方や日没の前後は、特に美しいソラ色に出会えるタイミング。見慣れたいつもの風景をスペシャルなものに変えてくれる、魔法のような時間です。
ソラのように広大な被写体には、ダイナミックさが強調されるヨコ位置構図での撮影がおすすめです。また、シチュエーションによっても撮れるソラはさまざま。周囲の景色やその場所ならではの+αを取り入れることで、空気感や雰囲気がより伝わる画になります。
建物の合間から見える都会のソラをガラス窓の映り込みを利用して切り取ったユニークな一枚。ゆるやかに流れる雲と無機質で直線的なビルとの対比が印象的。
のどかに広がる自然のソラ。雲が出やすい山や海辺は、ソラ撮影の好スポットです。海を境に豊かな緑と青空とを二分割した、景色の雄大さが引き立つ構図で撮影。
重なり合う電線と木立が幻想的な、春霞の朝のソラ。その場にあるものを、あえて部分的かつシルエットのみを写し込むのもテクニックのひとつです。
「露出補正」とは、写真の明るさをコントロールすること。露出を上げれば明るく、下げれば暗い画になります。明暗のつけ方によって印象が大きく変わるソラの撮影では、特に大切にしたい要素。タッチで簡単に露出補正できるスマホカメラの強みを活用して、自分らしいソラの魅せ方を探ってみましょう。
露出補正とHDRについては、機能操作編も合わせてご覧ください。
※ 機種によっては「カメラ」の機能設定や「マニュアルモード」撮影の設定の中に露出補正が入っています。また、露出補正機能が入っていない機種もあります。
左の写真は、どちらもソラにピントを合わせ、露出補正をかけたもの。
露出を下げると、周囲の建物は影のように黒くつぶれ、ソラが強調された一枚に。
露出を上げると、ソラは白く飛んでしまいますが風景全体が把握できる画なります。
どちらを強調して見せたいかを考えながら、露出補正を使いましょう。
また、明暗差の大きなシチュエーションでは「HDR」での撮影が効果的。HDRとは、High Dynamic Range(ハイダイナミックレンジ)の略。露出の異なる複数の写真を瞬時に撮影し、1枚に合成してくれる機能のことです。たとえば、暗い屋内から明るい屋外を撮影するときなど、ソラが白く飛んでしまうようなシーンで効果を発揮してくれます。
屋根のかかった新幹線のホームからソラを撮影。普通に撮影するとソラが白く飛んでしまっていますが、HDR撮影では、ソラ・建物・新幹線と各被写体に最適な露出補正がかかった、肉眼で見る光景に近い画に仕上がっています。
なにげなく見上げたソラも、その一瞬にしか見られない特別な風景。顔も気持ちも上向きにしてくれるようなソラ模様に出会えたら、ぜひスマホカメラを起動してみてくださいね。
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