お客さまの声「思い出は、ここにある。」

DVDダビングでよみがえる、
家族の思い出
富士フイルムのサービスをご利用いただいたお客さまの声③

お客さまの声「思い出は、ここにある。」

思い出は、ここにある。

七十一歳 女性

あの頃は、随分と派手な結婚式を挙げたな、なんて思っていたんだけれど、今こうして見てみると、どこにでもあるような平凡な式だったなって思う。それでも頑張って三回もお色直ししたりして、背伸びしていたんでしょうね。
これは友達が撮影してくれた唯一のフィルム。当時一度見せてもらっただけで、それから見ることはなく押し入れの奥の方にしまってあったの。
あれからもうすぐ五十年ってことになって、この機会に見られなくなったフィルムを見てみたいと思ってDVDにしてもらって。送られてきたDVDを高校になった孫娘と一緒に見たら、もう恥ずかしったらありゃしない。でも旦那と出会った頃に交換日記してたこととか、オートバイの後ろに乗せてもらったこととかいろんなことを鮮明に思い出してね。そんな馴れ初めなんかを話したら、孫娘に「甘酸っぱーい」なんて言われちゃいましたよ。でもね、こうして今があるのはあの頃のおかげなんだし、孫と一緒に懐かしい時間を思い出せるなんて素敵だな、って思いました。
そんな孫娘もなんだか映像に目覚めちゃって、大学の進学も映像系に行きたいとか言いはじめているの。

監修 三好大輔(映画監督・プロデューサー)

三好大輔

1972年岐阜生まれ東京育ち。日本大学芸術学部卒。音楽専門の映像制作会社、広告制作会社勤務を経て2005年に独立。CM・MV・ドキュメンタリーなどを手がける。2008年より東京藝術大学美術学部デザイン科講師。2009年、市民が記録した8mmフィルムを発掘・収集し、地域に根ざした映画づくりを始める。2011年、東日本大震災を機に安曇野に移住。2015年 株式会社アルプスピクチャーズ設立。昭和の8mmを掘り起こし多世代の市民と共創する映画作りを「地域映画」と名付け、全国に活動を広める。2020年 信州松本の築150年の古民家に拠点を移し各地でプロジェクトを行う。