DVDダビングでよみがえる、家族の思い出
富士フイルムのサービスをご利用いただいたお客さまの声②

またきっと、笑顔になれる。
七十八歳 男性
コロナ禍で家の片付けをしていたら、娘が生まれた時に記録した8ミリフィルムとビデオテープが山のように出てきた。撮ったきり見ていないものがほとんどだ。写真すら整理できないままなのに、ビデオになったらもっと大変だ。
我が家の宝物であることはわかっていても、どこか見て見ぬ振りをしてきたのが正直なところ。見ることができなければ宝の持ち腐れだ。文字通り、数本のフィルムから酸っぱい匂いがしてきている。いつまでも放っておく訳にも行かない。
妻と相談した結果、DVDにして残そうということになった。早速ネットで注文する。送られてきた段ボールにフィルムとビデオを詰めて送り返す。すると数週間で我が家にDVDが送られてきた。こんな簡単なことであれば、さっさとやっておくべきだったと少々反省。
二人で見るのはもったいない気がしたので、娘が孫を連れてくる週末に小さな上映会を行うことにした。週末、皆が集まり映像を流しはじめると、娘が産湯をしてもらっている様子が映し出された。あの頃の記憶が蘇ってくる。チャプターを進めていくと、近所の子どもたちと遊んでいる様子や七五三で着物を着て駆け回っている娘の姿が映し出された。小学校に通い始めた孫娘も嬉しそうに自分より小さな母親の姿を眺めている。妻も娘も孫娘も笑っている。
三世代集まっての上映会は、笑顔溢れる時間になった。フィルムを再生したおかげで、家族の距離がいつもより縮まったような気がして、私も笑顔になった。