見ているだけで癒しをくれるワンちゃん・ネコちゃんたち。愛くるしい姿をたくさん残しておきたい!と撮影するも、なんとなくいつも同じ構図・表情の写真になりがち。今回は、スマホカメラならではの撮影方法やアングルのコツを取り入れ、ペットのイヌ・ネコを中心に、動物たちの生き生きとした表情をとらえるワザを紹介します。
可愛く撮影するための一番簡単なテクニックは、目線の高さを動物に合わせること。
人間の目線の高さからスマホカメラの広角レンズで撮影すると、パース(遠近感)が付いてゆがみやすくなってしまいます。1~1.5mほど離れた位置からちょっとズームして捉えることで画面が真っ直ぐ整いやすくなり、目線もきちんと合わせられます。
また、ペットたちの習性を活かし、リラックスできる環境で撮影することも大切なポイント。ワンちゃんなら、ソファやクッションの上で安心しているときがくつろいだ表情を撮れるタイミング。ネコちゃんは、かごや箱の中で丸まって眠るのが大好き。“いつもの場所”がある場合は、定番の撮影スポットとして決めておくのも良いかもしれません。表情が際立つよう、背景はなるべくシンプルにしておきましょう。
リラックスして寝ているときも絶好の撮影チャンス。安心している可愛らしいポーズは、ペットと飼い主の信頼関係があってこそ撮れる写真です。
窓から入る自然光で部屋全体を明るくし、照明などで瞳の中に光(キャッチアイ)を入れるイメージで撮影してみましょう。目にキラリと輝くことで、生き生きとした表情を演出できます。明るい時間帯なら、カーテンを開けて撮影するのがベスト。屋外撮影の場合は、日陰でも自然とキャッチアイが入った写真を撮影することができます。ただし、動物を撮影する際は必ずフラッシュを「オフ」にしておきましょう。ペットの目に悪影響なうえ、強い光で驚かせてしまっては可愛い写真も撮れません。
白や黒といったコントラストの強い毛色のワンちゃん・ねこちゃんには、HDR機能を「オン」にして撮影するのがオススメ。ノーマルで撮影すると白飛びしてしまう毛並みの質感や黒い毛にまぎれてしまう瞳をくっきり浮かび上がらせることができます。また、白っぽく明るい毛色の子には明るさ調整を「プラス」に、黒っぽい毛質の子には「マイナス」にして撮影することで、より毛の質感が伝わる写真に仕上がります。
HDR機能と明るさ調整の詳細については、スマホカメラのキホン<撮影機能編>をご確認ください。
※ HDRとは、High Dynamic Range(ハイダイナミックレンジ)の略です。
スマホカメラの長所を生かした撮影にトライしてみましょう。たとえば、手の向きひとつでアングルを自由に変えられるのも利点のひとつ。スマホを逆さまにして地面に着くように持ちローアングルから狙うと、目で見ているのとはひと味違った姿を捉えることができます。ペットが椅子など高さのあるものに乗った瞬間は、下からのアングルで狙いやすいタイミングです。また、インカメラで自分が写った画面を見せながら撮影してみても面白い表情が撮れるかもしれません。
この場合、ピントはあえて手前の肉球に合わせ、思わず触れたくなるような写真に。あごを床につけたリラックス中の姿も撫でてあげたくなる可愛さ満点のポーズです。
顔や全身を撮りがちですが、ペットのチャームポイントだけを切り取ると意外なほど可愛さが伝わる写真に仕上がります。この場合、画面の真ん中ではなく、思い切って左右あるいは上下に被写体を寄せて余白を空けてみましょう。余白が出来ることで、ストーリーが生まれ、どんな表情をしているのかな?という想像力も沸いてきます。
スクエア写真でも可愛さが強調されるのは、余白を活かした撮影の利点です。
モノクロ撮影では、生活感が出てしまいがちな場所や屋外看板など、主張する背景を和らげる効果が得られます。
可愛い表情だけでなく、お散歩中のスナップショットもモノクロ撮影ならドラマチックな印象に。シルエットが強調されるように明るさ調整をして影を濃くしましょう。
自由奔放な外ネコを見つけたら、近づく前にスマホカメラを起動! シャッターチャンスを逃さないよう準備しておきましょう。外ネコは警戒心も強いので、慌てて撮ると失敗のもと。じっくり様子をうかがいながら近づくのが撮影のコツです。
驚かさないよう、そっとしゃがみこんで目線の高さを合わせて撮影を。少し距離をとって、ズームを活用するのも◎。ネコの日常、街の様子を背景に取り入れると外ネコらしい物語を感じさせることができます。
見慣れたペットたちの表情も、目線やアングルを少し変えるだけで違った可愛さに出会えるかもしれません。手のひらサイズのスマホカメラなら、きっとペットの自然な姿も撮れるはず。今回ご紹介したテクニックを取り入れて、とっておきの表情を撮影してくださいね!
このページの作例写真は、iPhone X/8で撮影しました(機材協力:Apple Japan、ソフトバンク株式会社)
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