コストパフォーマンス が高い上に、

プリントクオリティがすごい

 

日本カメラ月例フォトコンテスト、2018年モノクロプリントの部で

年度賞第2位と年間最優秀作品賞に輝いた、ミストラル(高橋 聡)さん。

2月号誌面での初挑戦以来、

富士フイルムの銀塩プリントサービス「PREMIUM PRINT」

を使ってすべての作品制作を行うようになったという。その理由をうかがった。

本記事は「日本カメラ4月号掲載」より一部抜粋。

 

「もっと早くこのサービスがあったら、入賞回数が確実に増えていたと思います」とミストラルさんは言う。

 

簡単に自分が目指す以上のプリントが得られるからだ。


初めての入賞は18年前、フィルム時代に本誌ビギナーズ部門で年間優秀作品賞も受賞した。その後、デジタルカメラに変えると思うようなプリントができず、賞から遠ざかった。


「使用する機材、ペーパーを最高級のものに代え、プリント技術を学び直すと、自分のレベルが低かったことに気づきました」


平日は仕事があるので、写真に使える時間は限られる。撮影は数時間、住む町を歩き回り被写体を見つけていく。気になるのは自然と人の営みが交わる場所に生まれる風景だ。

選んだカットは2Lプリントにして部屋に飾り、そこからさらに絞り込む。以前はその後、長い時間を費やしプリントしていた。今は毎月20日頃、「PREMIUM PRINT」へ注文すれば月内に届く。


 

 

「日本カメラのフォトコン締切は翌月15日必着なので、余裕で間に合います」


自分の手で望むレベルのプリントを仕上げるには時間がかかる。事前の準備で40分から1時間ほどかかり、習熟してからも、時折インク切れ、線のカスレ、ギャップ調整などに手こずる。

 

 

 

今回、ミストラルさんが選んだサービスは「プレミアムプリント」の「ラボお任せ仕上げ」

 

「RAWデータから自分で画像処理する必要もなく、JPEGの撮って出しで、僕が思う以上のクオリティで上げてくれます」

 

「作品について」

北井一夫さんへの敬愛から氏の地元である船橋大神宮を訪れた。船橋大神宮は平安時代の法令集にもその名が記された由緒ある神社だ。住民にとっては神域であると同時に憩いの場でもある。木のシルエットが遊ぶ子らを思わせる。黒の締まりがよく、階調にも深みが出ている。

 

PREMIUM PRINTを使えば、

月例応募作から、展覧会用のプリントまで、

自由自在に制作できる。

「今回、比較のため久々に自分でプリントしたら、予想以上に疲れました」
入賞するにはプリント品質は必須であり、その作業にかなりの時間と労力を要していた。それがすっぽりなくなり、撮影と写真のセレクトに集中できるのだから、楽しさも作品のレベルも向上する。これが最初の発言の理由だ。


「モノクロ部門しか出していなかったのはカラーはプリントが難しかったからです。これからはカラープリントの部にも挑戦していきます」

 

 

ミストラルさんの作品はCP+2019の富士フイルムブースでも展示された。PREMIUM PRINTでは裏打ち加工や台座付きのミュージアム加工も選べ、自宅で飾ったり、ギャラリーへ展示する作品も作れるのだ。

 

状況写真=編集部・文=市井康延  2019年4月号より

 

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