Emiのコラム- vol.49

【前編】20歳と40歳が、「今ドキの写真」について話してみました。

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2022/11/15

2022/11/15 TwitterFacebook

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「みつかる、私たち家族の“ちょうどいい”暮らし」をコンセプトにOURHOMEを運営する、Emiです。

今回のコラムで連載から5年目となりました! 毎月つづりはじめて49回目。いつもご覧くださっている読者のみなさま、本当にありがとうございます!

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今回お届けするのは、20歳の大学生なっちゃんとの対談。

なっちゃんとの出会いは今年の夏。兵庫県西宮にあるOURHOMEのお店に、ドキドキしながら、たったひとりで訪ねてきてくれたことがきっかけでした。小学6年生の時に私の著書を本屋さんで見つけ、以来ずっとファンでいてくれたそうなのですが、20歳も年の離れた私に会いに来てくれるなんてすごく勇気のいること! これは絶対に連絡先を交換しなくっちゃ〜とビビビっと来て、この対談につながりました!

今回は大学2回生であるなっちゃんが通う神戸大学を訪ね

  • 20歳にとっての“写真”の価値って?
  • 写真を撮る時、どこにこだわってる?

など、40歳の私が20歳の彼女にインタビューしてみました。

写真アルバムは今でもつくる?

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――まずは、20歳のなっちゃんにとっての写真がどういうものなのかを聞いてみたくて。なっちゃんは、小さい頃からスマホがある世代だよね?

なっちゃん
「自分のスマホを持ったのは高校からで、中学の頃はお父さんの古いスマホで写真を撮っていました」

――そっか。じゃあ自分専用のスマホを持ったのはごく最近なんだね。なっちゃんの親御さんはどういうかたちで写真を残してくれていたの?

なっちゃん
小学校ぐらいまで、写真をプリントしてアルバムをつくってくれていました。旅行やイベントごとのアルバムもありましたね。パソコンデスクの下に置いてあって、ちょっと時間がある時に自分で引っ張り出してパラパラめくって見ていた気がします!」

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――それは私たちと一緒やね。変わってなくてよかった(笑)! 
なっちゃんは、自分自身で撮った写真はプリントしたりするの?

なっちゃん
友達にアルバムをつくる時にプリントしますね。ちょうど今は20歳の節目なので、友達の誕生日によくつくっています! プリントした写真をアルバムに貼って、ペンで色々書いたり、マスキングテープを貼ったり。あと、所属しているサークルの先輩が引退する時にもアルバムをつくりました〜」

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――なんか懐かしい〜! 私たちも同じだったよ! 引退アルバムもまだプリントするんやね! 
今は教科書もタブレットになったりしている時代だけど、あえてプリントするのはどうしてなんだろう? デジタルでつくる方法もあるけれど、やっぱり手にする“アルバム”っていうカタチがいいのかな?

なっちゃん
「う〜ん、なんでだろう? サークルではこれまでの踏襲でアルバムをつくっている部分もあるけれど、もらった時のうれしさや “アルバムの重み”みたいなものもあるし、私はやっぱり紙が好きですね!」

――なるほどね〜! 私はもう40歳で、今ドキの20歳ぐらいの子は、荷物もあんまり持ちたくないんじゃないかな? とか、デジタルに移行して紙のアルバムは古臭く感じていたりするのかな? なんて考えたりもしたけれど、意外とそんなことないんやね。なるほどです!

写真は画面いっぱいの「縦」がいい!

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――なっちゃんが、自分のプライベート写真を撮る時に意識していることってある? 例えば、こういう時は絶対に撮る!とか。

なっちゃん
「ごはんを食べる前は絶対撮ります! それをInstagramにアップすることが多いです」

――インスタはみんなに公開しているの?

なっちゃん
「友達だけの公開です。インスタ全体に公開にするのは恥ずかしいというかなんというか…。周りもみんな友達限定の公開にしている子がほとんどですよ〜」

――へぇ〜! じゃあ写真は、「こんなの食べたよ〜、ここへ行ったよ〜」っていうのを友達に知らせるために撮るんだね。

なっちゃん
「そうですね。でもアップするのは撮ったもの全部じゃなくて、自分がときめいたものだけアップしています。例えばこんな感じなんですけど…」

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――わぁ、おいしそう! そして写真撮るの上手!!
あ、これって24時間経ったら消えちゃうストーリーズでアップしてるんやね。この間話した19歳の大学生も、普通の投稿は全くしていなくてストーリーズだけだったんだけど、今の子はみんなそんな感じなのかな?

なっちゃん
「同じような使い方をしている子が多いですね。やっぱり画面いっぱいに写る縦写真の方がいいなと思って。普通の投稿は縦写真が残せないから、ストーリーズでアップして、それを保存できる機能を使って残しています」

――確かにどの写真も縦で、料理もめっちゃおいしそうに写ってるもんね〜。並べ方もきれい! もしかしてインスタに映えるためにちゃんと並べたりしてる?

なっちゃん
「はいっ! 自分がときめく写真を撮るために、撮る前には整理をします。完全に自己満足ですけど(笑)」

――へぇ〜! 撮る前に整理! キーワードいただきました(笑)。
すごいな〜! 私たちはだいたいひと口食べて、あ、撮るの忘れてた〜ってなるから、写真を撮る時、汚くなっちゃうんやけど(笑)。勉強になります!

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なっちゃん
「あはは(笑)。あ、これはサークルで鳥取砂丘に行った時の写真ですね」

――いいね〜。そしてどの写真もすごく上手! 1回でたくさん撮るの?

なっちゃん
「そうですね。いろんな角度からたくさん撮ってみて、直感でしっくりくるものを残しています。でも、ごはんの時だと相手にちょっと気を遣うじゃないですか? だから一緒に食べている子が、写真をあまり撮らない子だったら1枚だけさっと撮って。もし私と同じように写真を撮るのが好きな子だったらいろいろ撮る感じです」

――なるほどね〜。今の20歳の子の写真感やコミュニケーションの感じ、めっちゃ勉強になりました!

後編では、今の学生さんたちのパンフレット写真の撮り方、サークルの意味、そこでの経験が社会人になって役立つことなど、私の学生時代のことも振り返りながら、たっぷりお話ししています。お楽しみに!

【後編】サークル活動が、社会で活きる!?仲間と意見をぶつけて作り上げること。

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