Emiのコラム- vol.21

「子どもが自分で写真を撮るコツ」を
プロのカメラマンさんに聞きました。

整理収納アドバイザーEmi整理収納アドバイザーEmi
2020/07/15

2020/07/15 TwitterFacebook

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「みつかる、私たち家族の“ちょうどいい”暮らし」をコンセプトにOURHOMEを運営する、整理収納アドバイザー/Emiです。

先日、「親が子どもの写真を撮るときの3つのコツ」を教えてくださったプロカメラマンの田中芳香さん。今回は、子どもに写真の撮り方を教えるレッスンもされている田中さんに、「子どもが写真を撮るコツと家族で楽しむアイデア」を伺い、わが家の子どもたちがチャレンジした様子も合わせてお届けします。

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親は絶対に口を出さない

子どもに写真の撮り方を教えるレッスンもされている田中さん。
時には親子で参加するワークショップも開催するそうなのですが、「お子さんに写真の撮り方を伝えるとき、どんなのことに気をつけていますか?」と尋ねてみると

「いちばん大事なのは、親が絶対に口を出さないことなんです」という答え。

写真の撮り方よりもまず、親が口を出さないことが大事なんだ!とびっくりしました。

つい、良かれと思って、「あれを撮ったら?」などと言ってしまいそうですが、田中さんの
「子どもがカメラを持つことの魅力のひとつは、子どもが見ている世界がわかることだと思います。なので、ぜひ子どもが感じたままに写真を撮らせてあげてほしいですね」
という言葉に、ものすご〜く納得。

"片づけ"もまさにそうです。「あれをここにしまったら? それはこうじゃないよ」と口を出せば出すほどうまくいきません。

親が口を出さずに、“自分で考える力を伸ばす”こと、カメラの世界も片づけの世界も共通なんだなと感じました。

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鳥の目・アリの目、目線を変えてみる

田中さんが教えてくれた、子どもへの具体的な写真の撮り方のアドバイスで印象的だったのが、

「自分の目線以外にも、アリさんの目になって下から、鳥さんの目になって上から撮ると、見え方が全然違うよ〜」という伝え方。

アングルという言葉だと難しいけれど、アリや鳥の目線という表現だったら子どもたちにもわかりやすいですよね!

大人へいつも伝えているような伝え方ではなくて、子どもに寄り添った表現で。

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テーマを決める&発表で、もっと面白く

田中さんにお話を聞いて、わが家でもやってみたい!と思ったのが写真を撮るときにテーマを決めて、それを後で発表するということ。

田中さんはワークショップで

●お気に入りのもの
●自分のお母さん

など、写真のテーマを決めて30分ほど自由に撮ってきてもらい、その後どんな写真を撮ったのかを発表してもらうそうなんです。そして、この発表がいつもすごく盛り上がるんだそう。

写真を撮って終わりじゃなくて、それを発表してもらうことで、

「うちの子こんなこと考えていたんだ〜」
「大人と違ってこんな目線で写真を撮るんだ!」

と、子どもが感じていることを知ることができて、親にもたくさんの気づきがあるんだそうです。

田中さんから「自宅で『家の中の写真を撮ろう』とやってみると、オシャレをしていない姿を撮られたり、普段のありのままごはんの写真を撮られたり(笑)、面白いですよ」とアドバイスもいただいたので、さっそくわが家でもやってみることにしました。

10歳の娘に「カメラで何か、家の中の写真撮ってみてよ〜」と、言ってみると「え〜難しい〜〜」と^^;

「じゃあ『家族』をテーマにしてみたらどう?」と言うと、「わかった!」と撮影開始。

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これは最近、家族みんなでやっている「将棋くずし」。昔からある遊びで、盛り上がっているわが家です。

『家族』をテーマにしたときに、娘なりに、今こうしてみんなでのんびり遊べる時間を切り取っておきたいと思ったようです。

田中さんと、とっておきアルバムの写真を、子どもが撮った写真で1か月見開きセレクト!なんていうのも面白そうですよね!とお話ししました^^

スマホやタブレットのカメラ機能でも十分! 子どもに自由に写真を撮らせてあげることで、親御さんにも、たくさんの気づきがあるかもしれません^^

(写真1〜4枚目 田中芳香さんご提供)

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