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シニアやママに多い!?
もったいない病に要注意!

「もったいない」が口ぐせになっていませんか? 「もったいない」は日本人ならではの美しい感覚ですが、片付けをするうえではちょっとしたハードルになってしまうことも。「もったいない」からとあれこれため込んでしまうと、なかなかすっきり片づけることができないんですよね。

「もったいない(MOTTAINAI)」は世界共通語

かわいいお菓子の空き缶、サイズが合わなくなったジーンズ、戸棚にしまい込まれた引き出物の食器、ポストに投函されたピザの割引クーポン……。今は使わないけれど、「まだ使える」「いつか使うかも」――。そんな気持ちから、物が捨てられない人も少なくないのでは? 最近はエコやリサイクル意識も高まっていますし、まだ使えるものを捨てることには、なんとなく後ろめたさもありますよね。

「もったいない」は、いまや世界共通語。2004年にノーベル平和賞を受賞したケニアのワンガリ・マータイさんが日本を訪れたときにこの言葉と出会って感動し、世界に広めました。「もったいない」というのは英語にうまく訳せない日本人ならではの感覚なんですね。

やりくり上手なママ、シニアのもったいない病は手ごわい

もったいない症候群はママに多いといわれます。日々家計をやりくりするママたちは、物を無駄にしない感覚が自然と身についているのでしょう。「まだ使えるものを捨てるなんて、もったいない」と感じてしまうのは、当然かもしれません。

シニアの方は、物を大切にする心がさらに強いです。いまのように欲しいものが何でも手に入る時代とは違い、戦後の物の少ない時代を生きぬいてきたとあって、「使えるものを捨てるなんてバチが当たる」という感覚。物を捨てることに罪悪感を覚え、物に囲まれていることで安心する人も少なくないようです。

もったいない病で損する4つのこと

現代は意識しなければ、物がどんどん増えてしまう時代。不要なものを「持たない」という意思も求められているような気がします。

1.スペース

なかなか使わないものに占拠されたスペースが"もったいない"ですよね。都会は家賃も高く、物が多ければそのぶん収納が必要。不要なものに場所が占拠されていると、本当にほしいものがあったとき、入れるスペースもありません。

2.時間

物が多いと、物が物に埋もれやすく、必要なときに必要なものを探すのに時間がかかります。これでは時間が"もったいない"ですね。

3.気分

自分の好きなものだけに囲まれていると、自然に気持ちも上向きます。空間がすっきりすると心もすっきりしますね。

4.モノ

モノは使ってナンボ。使われないのに仕舞われている物自体が"もったいない"ですね。「いつか使うかも」と思いつつ、ずっと使わないなら、人に譲ったり、リサイクルショップに持ち込んだり、ネットオークションに出したりした方が物も喜ぶのではないでしょうか。

もったいない病の人がためこみがちなもの

もったいない病の人がついため込みがちなものに以下のようなものがあります。

・かわいい包装紙やお菓子の空き箱

基本的にとっておく必要がないものです。どうしてもとっておきたい人は量を決めるとよいでしょう。

・弁当などについてくるスプーン、醤油

プラスチックのスプーンやフォーク、使いきりサイズの醤油などを家庭で使う機会はほとんどないと思うので、余計にはもらわないようにします。

・粗品、ノベルティ

ロゴ入りグッズなどは「趣味に合わなければもらわない」という選択肢もアリです。

・割引券

割引券付のチラシやダイレクトメールは、見たときにすぐ「捨てる」「捨てない」を判断する習慣が大事。「とりあえずとっておこう」という行為をやめるのがポイントです。

・スーパーのビニール袋

最近は有料のところも多いので、エコバッグの持参がおすすめ。

・保冷材

冷凍庫のスペースを無駄にとりすぎないよう、適量に抑えておくようにします。

・賞味期限切れの調味料

とくにスパイス類。消費期限ではなく賞味期限であれば、多少は過ぎていても問題ないですが、大幅に過ぎていたり、めったに使わないものは潔く処分することをおすすめします。

・洋服

「高かったから」「痩せたらまた着られるかも・・・」「この服には思い出が・・・」と未練が残りがちな洋服。でも、いつか着ることになったとしても流行遅れのデザインになっている可能性大。衣料を集めて開発途上国に送る団体に送るという方法もあります。服に限らず、靴やバッグの定期的に棚卸しを!

・思い出の物
(旅行やコンサートチケットなど)

なんとなく捨てられないチケット類は写真に撮ってデータで残すのがおすすめ。フォトブックなどを作る際にはアクセント写真としても使えますし、手作りのアルバムを作るなら直接貼りつけてもおしゃれです。

・昔のビデオテープやネガ

「昔撮ったホームビデオがたくさんあるけれど、ビデオデッキがもうない(もしくは壊れている)」という人にはダビングサービスがおすすめです。ビデオテープはそのままにしておくと、いずれはカビがはえたり、経年劣化してしまって見られなくなったりしてしまいますが、DVDにすれば、また家族で楽しめます。ネガもデジタル化することができるのでやっておくと、昔の写真をSNSでシェアできたりして楽しいですよ。

いまや物を捨てるにもお金のかかる時代。無駄なものはなるべくため込まないようにしたいですね!


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