Emiのコラム- vol.67
新居のどこに何を置けばいいかは、「今の暮らしの写真」が教えてくれる!
「みつかる、私たち家族の“ちょうどいい”暮らし」をコンセプトにOURHOMEを運営する、Emiです。
今回お届けするのは、OURHOMEスタッフ竹中の新居への引っ越し相談の話。
新居に引っ越しとなると、ついあこがれのあの人みたいに、あんなお家みたいに〜!とあこがれがどんどん膨らんでいきますが、
引っ越し先で何をどこに置くかを考えるには、今の暮らしを振り返ることがいちばん大事なんです。
そして、その時に役に立つのが『今の暮らしの、ありのままの写真』!
私が写真を使ってどんな風に竹中家の新居の収納を考えたのか、くわしくご紹介します。
あこがれはどんどん膨らむけれど…
スタッフ竹中家は、夫、小6・小4の姉妹の4人家族。
愛犬のゆきちゃんと一緒に暮らしています。
引っ越し先の新居は、モデルルームになっていた戸建て。
素敵な家具が最初からついていたので、竹中は新しい家に引っ越すことにすご〜くワクワクしていました。
- 文房具や書類をパントリーに全部まとめようかな?
- 子どものランドセルは、1階の広いランドリールームに置くのが良さそう!
という風に、本や雑誌を読んだり、モデルルームの時のすっきりした空間を見たりして、あこがれの暮らしのイメージを膨らませていたんですね。
そんな竹中の新居での理想の暮らしを一通り聞いたあと、私がお願いしたのは
「今のお家で、どんなふうに生活しているかを写真で見せて〜!」
ということでした。
今の暮らしの、ありのままの写真を撮ってみよう!
あこがれの暮らしをイメージするのって、すごく楽しいですよね。
けれど、あこがれが今の暮らしとかけ離れていることがすごく多いんです。
引っ越し先で何をどこに置くかを考えるのにいちばん大切なのは、今の暮らしを振り返ること!
その時に、『今の暮らしの、ありのままの写真』がすごく役立ちます。
机の上をちょっと片づけたり、一時的に扉の後ろにモノを押し込んで、なんとな〜く部屋を整えたりして撮った写真ではダメ!(笑)
取り繕わずにオープンにしてもらわないと、私は竹中にカウンセリングができないので、『今の暮らしの、ありのままの写真』を送ってもらいました。
ありのままの写真を撮ったら、そこから今の暮らしのくせや習慣を見つけていきます。
私が竹中家の写真を見てまず目に付いたのが、ダイニングテーブルの上。
文房具や書類が入ったボックスが、“棚ではなくテーブルの上”にある状態でした。
竹中は「引っ越したらパントリー収納に場所をつくって、家族みんなが元に戻せるようにしたいんです〜!」と意気込んでいたんですが、、、
- 文房具は10年近く、パッと手を伸ばせば届くダイニングテーブルの上にある
- 竹中が考えているパントリーに収納すると、テーブルから離れているので子どもたちはきっと戻せない…!
と思ったんです。
なので、
- 文房具は子どもたちが1歩も動かずに取り出せる場所、今の暮らしと同じようにテーブルの近くにつくろう〜!
と提案しました。
今の暮らしを振り返って、収納を考えたからうまくいく!
そして、完成した新居での文房具置き場がこちら!
子どもたちはそれぞれ自分の机を持つようになったので、真ん中を文房具ステーションに。
鉛筆削り、消しゴム、ペン、ハサミ、テープなど、文房具をまとめて置いていて、子どもたちは椅子に座ったまま取り出せて、元に戻すのも簡単〜!
今の暮らしを写真で振り返ったことで、新居でも使いやすい収納をつくることができました◎
もうひとつ相談に乗ったのが本の置き場所。
竹中家は本が大好きで、姉妹は時間があれば本を読んで過ごしているそう。
新居で本をどこに置いたらいいかな…と間取り図とにらめっこして悩んでいる竹中に、「子どもたちは、いつ、どんな時に本を読んでる?」と今の暮らしを聞いてみました。
そしてわかったのが、
- 宿題が終わった後、1階でソファーに寝転がって読む
- 寝る前に本を持って行って、2階の自分の部屋で読む
ということ。
つまり、1階でも2階でも読むということだったので、新居では1階と2階の間にある階段下にある空間を本の置き場にするのはどう?と提案。
こんなにすてきなライブラリーが完成しました〜◎
暮らしにあった場所に本の置き場ができたことで、子どもたちは今まで以上に本を読むようになったそう^^
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引っ越し先で何をどこに置くかを考えるには、今の暮らしを振り返ることがいちばん大事。
その時に、今の暮らしのありのままの写真を撮ると、客観的に自分たちの習慣やくせを見つけやすくなります◎
これから引っ越しを控えていらっしゃる方や、収納を見直す方の参考になればうれしく思います(暮らしのモヤモヤ相談室として、ラジオVoicyでもくわしくご紹介しています)。