子どもと一緒に写真工作。

やってみよう、お家ワークショップ

 

夏休み、家族で行った旅先での写真はかけがえのない宝物!

 

帰ってきてから見ると、その時の楽しかった気持ちを思い出して幸せな気持ちになります。

でも写真プリントにはなかなかしないなぁ、なんて声もよく聞きます。

出してみると、紙焼き写真の手触りというかアナログ感はやっぱりいいものだって思う方は多いと思うけど、何かのきっかけがないとしないことってありますよね。

 

そこで、食やものづくりを通したワークショップなどでも活躍されている料理創作ユニットのGomaさんに、写真プリントを使って作るちょっとした工作を教えてもらいました。

 

作って頂いたのはGomaさん考案の紙コップを使って作る「photo cup」。

ありそうでなかったこの写真の見せ方!たくさんあるとなかなかの存在感です。

 

「写真を飾る、というと壁に飾ったり、アルバムにしたり、というのはよくあるけれど、もっと立体感のある面白い見せ方がないかなと思って。写真立てともおもちゃとも言えそうでしょう?(笑)使ったのはセブン-イレブンで売ってるごく普通の紙コップ。作り方もかなりカンタンなので、子どもと一緒に作ってお家ワークショップもできますよ。」


 

まずはPHOTO CUPにしたい

写真を選ぼう!

 

「まずはPHOTO CUPにしたい写真を選んでください。テーマ別に選ぶといいですよ。今回は子ども、動物、家族旅行というテーマでそれぞれ数を決めて選びました。」


子ども編

「子どもの写真はちょっとおもしろ系のポーズのものとかがオススメ。切り取りやすいですし、カップにした時に個性が出ます。うるさくなりすぎない程度にシールなどを貼って紙コップ自体をにぎやかにしてもかわいい。」

 

動物編

「猫などの動物ものは、好きな人にはたまらないと思います。愛すべき動物たちの「PHOTO CUP」ぜひ作っていただきたい!今回は3つの顔を作ってみましたが、たくさん積み重なっててもかわいいに決まってる!(笑)猫好きが集まるパーティのインテリアとしてもオススメ」

家族旅行編

「家族旅行の写真は土地や印象に残ったものをテーマに写真を選ぶのがオススメ。人物写真だけじゃなく、食べたモノや見た風景などいろんな方向性から見た写真を混ぜることで、見る人も旅の一部をより感じることができるように。行った土地によってPHOTO CUPの印象が変わるのが面白いです。」

 

<PHOTO CUPの作り方>

では、作り方を伺ってみましょう!

 

※カッターやハサミなどの作業はお子様の年齢によって、安全の元大人の方が行なって下さい。

 

用意するもの:写真プリント(Lサイズ出力)、紙コップ、ハサミ、カッター

 

1、写真の下辺を紙コップに合わせて切る。   

  丸くカーブするように切るのがポイント。

 

2、写真を好きな形に切る。   

  紙コップに差し込む部分を切り落とさないように注意。

   [紙コップに写真の差し込み口を作る]

 

3、紙コップに作る差し込み口の位置を決めて鉛筆で印をつける。

 

4、3、で紙コップにつけた印部分をカッターで切る。

  [写真を紙コップに差し込む]

 

5、写真を片方の切り口に差し込む。

 

6、もう片方の切り口にも写真を差し込んだらできあがり!



 

円状にカーブするので、写真の下も丸くカーブするように切るのがポイントです。

 

写真プリントも材料調達も全てセブン-イレブンでできちゃうのが嬉しいところ。確かに誰でも作れそうです。

 

「被写体によって切り方が変わると思うので、そこは臨機応変に。色々と違っていた方が後々並べた時にも面白いですよ。これだけでも結構いい感じにはなりますが、コップに刺す紙のPOPをつけるとより楽しく飾れます!これはぜひ子どもさんに作ってもらいたい。」


 

<紙POPの作り方>


用意するもの:画用紙、楊枝、マスキングテープ、ハサミ、ペン、キリ(穴あけ用)

 

1、紙に言葉をペンで描き、好きな形にハサミで切る。言葉の時は吹き出しなどがわかりやすくてオススメ。

 

2、楊枝をテープでしっかりとめる。その他マスキングテープと楊枝で旗、文具用テープで目玉POPなども作れる。PHOTO CUPに飾る時は先にキリで穴を開けてから楊枝を差し込むこと。


 

旅行の思い出を話しながら家族で楽しい時間を過ごすことができますよ。


 

 

吹き出しをつけた紙コップ軍団はアメリカのニューメキシコを旅した時の写真なのだそう。

いくつかのPOPをつけるだけで、その旅の空気感がより濃く感じられるような気がします。

もちろん紙コップ自体にペンで絵を描くのもあり。こちらもぜひ子どもたちに描かせたくなる!


 

 

並べたり、重ねたりすれば結構なボリューム感が出て楽しいし、飾るスペースが小さい時は一つ二つを置くだけでももちろんOK。

しまいたい時はPOPを外して紙コップを重ねればいいのだから、意外にも機能的でもあるのです。差しこむ写真もまたその時々によって変えていってあげてもいいかもしれませんね。考え方次第で写真の楽しみ方は本当に色々あるのだなあと思いました!


監修 by Goma Writing by 岡田季子 Photo by 藤堂正寛

 

 

 

 

 

Goma

荒木美香、中村亮子からなる料理創作ユニット。

「食」をテーマにジャンルや物事にとらわれることない自由で新しい創作活動を目指し、フード提案から雑貨のデザイン&製作、イラストまで全て自分たちでこなす。現在は雑誌、単行本、webなどでの媒体での作品発表、広告ビジュアルの製作から国内外でのものづくりワークショップ開催など多彩なフィールドで活動中。

現在は雑誌『幼稚園』(小学館)にて『Gomaと作ろう!おいしいてあそびおやつ』連載中。著書に『Gomaのゆかいなこども雑貨』(文化出版局)、レシピ付き絵本『へんてこパンやさん』シリーズなど多数。

www.gommette.com

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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