みんなの写真整理- vol.16
「蒼き空 我が子と泳ぐ こいのぼり」
アルバムに添える、“今月の一句”
「蒼き空 我が子と泳ぐ こいのぼり」
「春めく海 見つめる妻 母の顔」
こちらは、今回お話を伺ったひろみさんご家族のアルバムに添えられている“今月の一句”。ひろみさんが記した育児日記とともに、ご主人が考えた俳句をきろくカードに残しているそう。
そして、“今月の一句”は、夫婦のコミュニケーションにもなっているのだとか。今回は、「アルバムに俳句を添える、夫婦でのアルバムづくり」についてお届けします。
●プロフィール
ひろみさん
- 家族構成:夫、長男(2歳)
- アルバムづくり歴:2年半
- アルバムの収納場所:リビング
俳句の元になるのは、この一枚!
――息子さんが8か月の時の一句「早足で帰る 雪化粧した暖家へ」
早く家族に会いたいご主人の気持ちと、冬らしい情景が浮かんでくる素敵な俳句ですね。ご主人は、毎月どんな風に俳句を考えられているのでしょうか?
ひろみさん
「夫は、その月に撮った写真の中から毎月『この一枚!』という写真を選んで、そこから俳句を考えているようです。ちなみに、アルバムに入れる写真選びは私が担当しているんですが、俳句の元になった写真がどれなのかを、注文する前に教えてもらったことはありません」
ひろみさん
「夫いわく『写真が届いた時に、この一枚は選んでほしい!と思っていたものが入っていたら、あぁやっぱりね!とうれしい気持ちになる』そうで(笑)。
そんな風に写真と今月の一句がぴったり一致することもあれば、選んだ11枚の写真とは全く違うシーンの俳句になることもあって、今月の一句は夫婦のコミュニケーションにもなっています。
母だけでなく、父目線での家族の記録をアルバムに残せることが思っていた以上にうれしく、家族の一体感を高めてくれている気がします」
母の後悔を知り、妊娠中からアルバムづくりをスタート
――ひろみさんは、お子さんが生まれる前からアルバムづくりをスタートされたそうですが、そのきっかけは何だったのでしょうか?
ひろみさん
「私は3人きょうだいなのですが、実家の片づけを手伝った時に小さい頃の写真がたくさん出てきたんです。私は長女だったので、母がある程度アルバムにまとめてくれていたのですが、妹や弟たちの写真は整理ができていなかったようで。私が妹たちの写真をアルバムにまとめると、母はとても喜んでくれました。そして、『写真をちゃんと管理できていなかったことが、心のしこりのようになっていた』と話してくれたんです。
それを聞いて、写真整理に向き合う時間は意識的に確保しないと難しいんだなと強く感じて。その頃、ちょうど妊娠中だったこともあり、今からはじめようと毎月のアルバムづくりをスタートすることにしました」
――アルバムづくりは、どんな風にスタートされたのでしょう?
ひろみさん
「OURHOMEの Emiさんが考えられた『とっておきアルバム』の仕組みがとてもいいなと思い、それをスマホで簡単に作ることができるかぞくのきろくアプリを使うことにしました。
膨大な写真の中から毎月11枚に厳選できること、そしてきろくカードにその時の気持ちを文字として残せる仕組みがすごくいいです!アルバムに育児日記、そして夫の今月の一句があることで、写真だけでは残すことができない、その時感じていたリアルな気持ちが蘇ってきます。
私はアプリの月額払いプランを利用しているんですが、毎月締切があって、リマインドしてくれるのもすごく助かっていて。かぞくのきろくアプリだからこそ続けられているなと感じています。
これからも夫婦でアルバムづくりを続けていきたいです」