Emiのコラム- vol.51

<前編>子どもは自分の写真が大好き!
ひと月たった5分でいいから、アルバムをつくろう。

整理収納アドバイザーEmi整理収納アドバイザーEmi
2023/01/31

2023/01/31 TwitterFacebook

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「みつかる、私たち家族の“ちょうどいい”暮らし」をコンセプトにOURHOMEを運営する、Emiです。

5歳の息子の誕生日までにアルバムをつくってあげたいけれど、5年分の写真をどうプリントしていったらいいか困っている…というのは、OURHOMEのスタッフ澤村(あだ名はゆかちゃん)。

彼女のように、やりたい気持ちはあるのに、なかなかできない…というお声はこれまでにもたくさん聞いてきました。

今回は、アルバムづくりで困っているみなさんに向けて、前編では<私の写真整理への思いの根っこ>、後編では<昔の写真をさかのぼってプリントするためのアイデア>をお届けします。

自分の赤ちゃんの頃の写真を見て「これ、だれ〜?」

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Emi
――さて、まずは「アルバムをつくりたい!」と思ったきっかけを教えてもらってもいい?

澤村
「はい。息子がもうすぐ5歳になるんですけど、この間私の結婚式のアルバムを見て『ぼくの写真はないの〜?』って聞かれたんです。おばあちゃんがプリントしてくれたものや、幼稚園でもらった写真はあるんですけど、それ以外はなくて…。○○くんのアルバムつくれてない、ごめん…!って、切なくなってしまって…」

――なるほど〜。実は、私の整理収納アドバイザーとしての最初の活動は写真整理のレッスンなんだ。子育て中のママはみんな子どもの写真整理に困っているけれど、当時はレッスンをしている人がいなくて。お役に立ちたい!ってはじめたの。で、その中ですごく印象に残っているエピソードがあるんだけど、5歳のお子さんのママがその子に赤ちゃんの頃の写真を見せたら「これ、だれ〜?」って言われたらしくって。

澤村
「ええっ!?」

――1冊もアルバムがないから自分の写真を見る機会がなくて、そのお子さんは自分の赤ちゃんの頃の姿を知らなかったの。お母さんからすれば、あの時の君だよ〜!っていう感じだけれど、子どもは1度も見たことがないから記憶になくって、それがすごくショックだったんだって。でも、私の写真整理のレッスンを受けてアルバムをつくったら、「子どもが自分の写真を、むさぼるように見ていました〜〜!」って教えてくれたの。子どもって、自分の写真が大好きなんだよね。

アルバムづくりは「親にしかできない」育児

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Emi
――ゆかちゃん自身も、小さい時の記憶って本当はほとんどないと思うんだ。だけど、『あの写真の、あの記憶』みたいな感じで、写真が記憶になっていることってない?実際に経験したことを忘れていたとしても、写真を何回も見ているうちに追体験して記憶に残っていくんじゃないかな。

澤村
「そうですね。写真が記憶になっていること、あると思います」

――もちろん、親とのリアルなふれあいの記憶もあるけれど。愛してるよ、大好きだよ、可愛いねと思っていても伝えられる量は限られていると思うし、アルバムの写真が記憶に残っていくことってすごく大きいと思っていて。

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Emi
――私はアルバムをリビングに置いているんだけど、中一の娘は小さい頃からしょっちゅうアルバムを開いてる。おじいちゃんからこんなプレゼントもらった、みんなで○○へ行った、こんなことしたとかすごく覚えてる。写真がどんどん記憶になっていくから、アルバムがあると心が豊かになるな〜〜!て思ったよ。

それに、私は写真整理を大切な育児のひとつと思っていて。

澤村
「大切な育児のひとつ」

――うん。子どもの写真整理だけは他の人が代われないことだと思うの。私が代わりにアルバムをつくったら、ある程度のかたちにはなるかもしれないけど、親御さんからしたら「もっとかわいい写真があるのに、この写真よりあっちのエピソードの写真を残して欲しかった」って絶対出てくるんじゃないかな。どの写真を選ぶかは、その子のお父さんとお母さんにしかできないと思うんだ。

澤村
「本当にそうですね。なんか、泣けてきちゃいました…」

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――そう思ったらアルバムをつくるってすごく大事なことなのに、「もうスマホに撮ってるし、時間ないし、面倒だし、紙とか流行らないし…」と思ってやらない人がたくさんいる。もちろん、子どもと一緒に遊ぶ時間も大事だけれど「1か月のうちに5分でいいから時間ちょうだい〜〜!」って、ずっと思っていて。その5分で写真をプリントしてリビングに置いておくだけで、子どもが絵本みたいに見られるようになるから、本当に喜ぶよ!!

それに、自分の力がどうしても及ばない時が来ても、自分の周りにはお父さんお母さんがいて、おじいちゃんおばあちゃんがいて、友達がいて…こんなに愛してくれている人がいるって、アルバムを見返すことで、子どもは自分が愛されていることを実感すると思うんだ。だから、「アルバムづくりは、ほんまにやったほうがいいで〜〜(笑)!」って思ってるんだけどね!

後編では、大量にある昔の写真をさかのぼってプリントするためのアイデアをお届けします。楽しみにお待ちいただけるとうれしいです。

<後編>「私にはムリ!」と思っていた5年分のアルバムが完成!その理由は…?

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