Emiのコラム- vol.8
子どもの頃のこと覚えてる? 私の子ども時代の写真から。
「みつかる、私たち家族の”ちょうどいい”暮らし」をコンセプトにOURHOMEを運営する、整理収納アドバイザー/Emiです。
毎月の連載も8回目となったこのコラム。
今月は、いつもと形を変えて、私の子どもの頃の写真を振り返りながら「写真」について考えてみたいと思います。
プライベート感たっぷりですが、すこーしおつきあいいただけるとうれしいです。
弟にやきもちをやいていた、3歳の七五三
写真は3歳の七五三のとき。
ちょうど弟が生まれた頃です。
それまでずっと「えみちゃん、えみちゃん〜」と祖父母にも一番にかわいがってもらっていたのに、弟にやきもちをやいてちょっとスネている時期なんです(笑)。
初めてお化粧をして、口紅を塗ってもらうのがとてもうれしかった様子。
この日は、冬の海に父とふたりで出かけました。
たしか、母と弟は家でお留守番。お気に入りのうさぎのリュックを持って。
大好きなリュックを汚したくなくて、砂につかないよう一生懸命バッグを持っています(笑)。
細長いジュースの缶が時代を物語っていますね(笑)。
ここは、家族で何度も訪れた、鴨がたくさんいる池のある公園。
2歳年下の弟のことは、小さい頃から呼び捨てで呼んだことは一度もなく、ずっと「あっくん」。
生まれたときはやきもちをやいたこともあったけれど、小さな頃からずっとかわいくて、今でもわりと仲良しな姉弟だと思います。
土曜日、父の仕事が終わってから出発し、到着はいつも夜遅く。
年に数回、仲良しの友達家族とキャンプに出かけます。
その頃小学1年生だった私は、ひとつ年上の大好きなお友達がいてとてもうれしくて。
夜中に到着するやいなや、張ったばかりのテントのランプをつけて「ねえねえ、ぬりえしよ〜!」と言って「今から!?」とまわりを困らせることもしばしばだったそう。
写真を見返すたびに記憶になっていった
数枚の写真を元に、私の思い出を語ったのですが…、
実は、私の頭の中にはあの公園を訪れたことも、父と訪れた冬の海も、ぼんやりとしか記憶がないんです。
思えば、小さい頃、写真を見ながら両親から
「これは、いつも行ってた池でね〜」
「この写真はね~」
と、写真を見ながらたくさん話してくれたから、いつのまにか、わたしの記憶に刻まれ、またその写真を見返すたびに思い出し、自分の記憶になっていったのだなあと。
もしかしたらみなさんも、小さな頃の記憶って、家族の誰かが話してくれていたエピソードを何度も聞くことによって、刻まれてきたものではないでしょうか?
今、自分の子どもたちは、私たちの小さな頃とちがって、たくさんの写真を目にする機会が多いけれど、写真を見ながら、「このときはこうでね、ああでね」と話す時間はどのくらいあるかなあと思いました。
今日、家に帰ったらリビングにあるアルバムを手にしてみんなで話そうと思います。