Emiのコラム- vol.1
“とっておきアルバム”を10年続けた今、思うこと。
「みつかる、私たち家族の”ちょうどいい”暮らし」をコンセプトにOURHOMEを運営する、整理収納アドバイザー/Emiです。
現在9歳になる双子が生まれるとき、「1年に1冊、家族の“とっておきアルバム”」をつくったことがきっかけで、その後、著書「子どもの写真整理術」を出版いたしました。
もっとたくさんのご家族に「アルバムがある暮らし」をお伝えしたくて、この秋FUJIFILMさんとこのサイトを立ち上げることに。
連載コラム第1回目となる今回は「“とっておきアルバム”を10年続けて思うこと。」をお伝えします。
双子育児と仕事をしながらでも写真整理を続けたい。
今から約10年前。
双子を授かったことが分かったとき、心の底から湧き上がる、うれしい喜びをかんじました。
学生のころから「思い出の残し方」にはとってもこだわりがあった私。
旅行や遊びにでかけると必ずアルバムをつくってきたこともあり、子どもが生まれたら絶対に素敵なアルバムをつくろう!と思っていたのです。
…でも…双子育児と仕事の両立で、私、とっても忙しくなりそうだな。
子どものために写真アルバムはちゃんとつくってあげたいけれど、凝ったつくりのものは続ける自信がないなあ…。
そう思って考え出した1年に1冊のシンプルな“とっておきアルバム”
家族や友人と会話が広がる“とっておきアルバム”
標準よりずいぶんと小さく生まれた双子も、この10年の間にすっかり大きく成長しました。
これまでのあいだ、仕事も子育てもとっても忙しかったけれど、アルバムづくりをずっと続けてこられたのは、
・アルバムは1年に1冊。
・毎月写真を11枚選んで印刷。
・育児日記は月に1枚だけ
という「シンプルなルール」だったからこそ。
週末、友人があそびにくるとリビングに置いてあるアルバムを手にとって話が弾みます。
「3歳のときの旅行、大泣きしてたよね〜!」
「みんなでいったキャンプ、楽しかったね〜。あれどこのキャンプ場だった?」
アルバムをみて、子どもたちや、友人家族と会話が広がる。
そんな姿をみていると、アルバムをつくってきてよかったな〜。
本当は、ちょっと面倒だなって思うこともあるけれど、やっぱり作り続けよう!そんな原動力になっています。
10年たった今、これからアルバムづくり、
どうする??
この”とっておきアルバム”を考え出したころ、まずはとにかく10歳までつづけよう!と思ってはじめました。それは、20歳まで続けたい!とハードルをあげると気持ちが折れてしまいそうだったから。
気がつけばあっというまに10年。
双子が小学生になった今は、旅行やイベントの写真が中心になってきて、日常のふとした写真を撮影することも少なくなってきたけれど、10年経った今、ここでアルバムづくりを終えるのはちょっとさみしい気がしています。
赤ちゃんだったころは、10歳なんてもう随分おおきくなっているはず、だと思っていたのに実際は、まだまだかわいい年頃。
おかしいなあ、
毎年可愛さが更新されていくのです。(親バカ!笑)
まだあと数年は、子どものアルバムをつくらせてほしい。
一緒にアルバムをつくって、一緒にアルバムを見る時間を、もうちょっとだけお母さんにちょうだいね。そんな気持ちでいるこのごろです。